ナルホド!着物ことば

着物買取に役立つ専門用語

マルキと亀甲

着物の世界は奥が深いもので、色々と覚える事も多いですが、ここでは着物を選ぶ時に知っておいた方が良い、マルキと亀甲について説明します。どちらも一般の方にはあまりなじみが無いかもしれませんが、知っておけば着物に関する知識として役立ちます。まず、マルキについてから説明します。マルキとは模様の緻密さを表す単位として用いられております。織物で文様を表すために用いられる技法にはいくつかありますが、その中でも絣(かすり)と呼ばれる技法があります。絣とは、あらかじめマダラに染めた糸を用いて織物を織る技法です。

マダラに染めた糸の事を絣糸と言いますが、この絣糸を用いて文様を表します。そしてマルキとは、この絣糸が使われている本数を表す単位で、この数値が大きくなればなるほど、模様の緻密な柄となります。どのような柄であるかなど、他の要素もあるので一概には言えませんが、値段の方も高くなる傾向にあります。もう少し具体的な数字を挙げると、1マルキとは絣糸を80本用いられている事になります。実際に用いられているのは5マルキ、7マルキ、9マルキが主になります。先ほど、この値が高くなるほど値段の方も高くなる傾向があると言いましたが、絣糸の本数が多い程より難しくなります。マルキについて簡単に説明しましたが、亀甲の方もマルキと同じく、模様の緻密さを表す単位となっております。

ではマルキと何が違うかと言いますと、亀甲の場合はその名が表すように模様といっても亀甲柄、つまり亀の甲羅のような六角形の模様を表す単位となっております。亀甲の場合は一反の布の幅に含まれている亀甲模様の数を表します。一反というのがどのくらいの長さかというと、成人一人前の和服が作れる分量とされており、幅約34センチで大体10メートル前後のようですが、時代や種類などでも長さが異なるようで、ここで今述べた値は正確な値ではないのでご了承ください。着物における亀甲の単位としては実際には、80亀甲、100亀甲、160亀甲などが良く見られます。

亀甲もマルキと同じく数字が大きければ大きい程、模様の緻密さが増していきます。それに伴い柄などにもよりますが、やはり値段が高くなる傾向があります。簡単ではありましたが、マルキと亀甲についての説明は以上となります。あまり着物になじみの無い方には、着物の世界の奥深さの一端を理解して頂けたでしょうか。着物を既に持っているという方は、自分の持っている着物は何マルキか、調べてみると面白いかと思います。